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CBAS シチズン・データサイエンティスト級(Citizen級)

データサイエンスの専門家ではないビジネスパーソンがいざデータ分析をしようとした際に直面するのは、データハンドリングのスキル不足です。現場にある帳票や日々使う業務データは、必ずしもデータ分析用に整形されていません。そのため、AIやBIといった便利で高度なツールにデータを投入しようとした際に、現場のビジネスパーソン自らデータの整形や加工を行う必要が出てきます。しかし、日常のエクセルスキルでは困難なことが多く、この段階でデータ分析を諦めてしまうケースが多いのが実情です。さらに、高度な分析ツールを用いなくても、単純集計やグラフを作成するだけで十分な示唆を得られるケースもたくさんあります。いずれにしても、目の前に立ちはだかるのは、煩雑なデータクレンジングをいかに乗り越えるか、これが問題になります。

CBAS シチズン・データサイエンティスト級では、Excelによるデータクレンジングのスキルを中心に測定、評価します。CBAS シチズン・データサイエンティスト級の合格者は、自らが現場にある様々な業務データを加工・整形するスキルと、データ分析思考を有していることを証明します。

対象者と合格者に求められる
役割・水準

受験者像

データ活用を推進する企業で、データハンドリングから分析までをExcelを駆使して行う非専門家のビジネスパーソン。

証明

社内のデータ活用シーンにおいて必要となる分析思考を有し、自らデータの抽出・加工をし、Excelを使った可視化・仮説検証をスムーズに行うことができることを証明。

合格者の業務と
期待役割

合格者は、自らの業務・仕事の中で課題を見つけ、Excelを使ってデータの整形・加工を行い、適切なデータ分析を行うことができる。

合格者に期待される
技術水準

・分析対象となる事象を分解する必要性を理解し、KPIツリー等を駆使して実施できる。
・Excelを用いて、分析しやすいデータの形に整形・加工することができる。
・Excelを用いて、目的に応じた適切なデータ可視化を行うことができる。
・主張するメッセージに合わせたデータ可視化手法を選択したり、グラフからの示唆出しを行うことができる。

シラバス

シラバス

集計値と可視化の理解

① 基本的なビジネス指標の関係を理解している
・KPIツリーの作成、変数のコントローラビリティ

② 基本的なデータ可視化手法を理解している
基礎グラフ(棒グラフ、折れ線グラフなど)/統計グラフ(ヒストグラム、散布図など)/グラフ作成における基本的な注意点

③基本的な集計値の意味を理解している
基本指標と集計値(平均値、変化率、最頻値など)の解釈

データハンドリング

① データの前処理ができる
不適切なレイアウトの表の修正/欠損値・外れ値の対処/重複の削除・表記ゆれの対処・表記の統一・再カテゴライズ

② データの抽出ができる
特定の条件を満たすデータの抽出/分析目的に応じた必要なデータの抽出

③ データの要約ができる
データの形式的な要約(行数・列数の出力、数量データとカテゴリカルデータの区別)/データの統計的な要約(統計量を用いた要約)/2変数以上の要約(クロス集計表の作成、相関係数)

④ 指標計算ができる
与えられた定義の元に指標の計算

⑤ データの可視化ができる
基礎グラフ(棒グラフ, 折れ線グラフなど)の作成/統計グラフ(ヒストグラム, 散布図など)の作成

⑥ パターンや関係性を探索できる
データ間の関係性の探索(相関関係・類似度の計算)/共起関係の抽出/季節変動や頻出パターンの発見

⑦ 要因分析、感度分析ができる
一部データの変化に応じて、集計値がどのように変化するかを計算/ある要素の全体への寄与率を計算

⑧ 仮説の検証ができる
与えられた仮説の検証/与えられた主張の裏付けとなるデータを抽出

⑨ ナンバリング、カテゴライズができる
データのランダムな並び替え、規則的なナンバリング など

受験形式

【問題数】 
20問(多肢選択式)Excelを操作して解く実技試験
【時間】
80分
【合格ライン】 
100点満点で70点以上
【受験料金】

8,800円(税込)

お申込み

申込みに際しての注意事項

・IBT方式/CBT方式のいずれかの合格のみでデータ分析実務スキル検定の資格が認定されます。
・IBT方式とCBT方式の両方をご受験いただくことも可能です。
・申込み後の受験方式の変更は認められません。申込みの際は希望する受験方式をお間違えのないようご注意ください。
・申込み後の返金はいたしかねます。ご了承いただきますようお願いします。
・同じ方式の試験を続けて受験する場合、前回の試験日から2週間(14日間)の間隔を空けていただく必要がございます。

第3回 全国統一試験(オンラインにてIBT方式)

・受験者ご自身のパソコン・インターネット環境を利用し、受験いただく試験方式です。
・受験日時は所定の試験期間・開始時間から選んでお申込みいただきます。
・下記の受験環境をご用意いただく必要があります。
 ・インターネットに接続されたコンピュータ(PC)
  ・OS:Windows10及びWindows11最新版、MacOS最新版
  ・ブラウザ:GoogleChrome最新版、Microsoft Edge最新版
  ・ネットワーク環境:上り下りともに2Mbps以上の回線速度
  ・インカメラないしは外付けのカメラ(室内を映せる環境が必要です)
  ・タブレットやスマートフォンでは受験いただけません
 ・第三者がいない静かな受験スペース

通年開催(テストセンターにてCBT方式)

・最寄りのテストセンターにお越しの上、会場備え付けのPCで受験いただく方式です。
・各会場ごとに設けられた受験日時の中から選んでお申込みいただきます。

対策講座

gaccoセレクト有料講座

CBAS(データ分析実務スキル検定)citizen級対策講座

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公式テキスト

「データ分析実務スキル検定 シチズン・データサイエンティスト級 公式テキスト」

「データ分析実務スキル検定(CBAS)シチズン・データサイエンティスト級(Citizen級)」唯一の公式テキスト。

データ分析実務スキル検定(CBAS:Certificate of Business Analytics Skills) Citizen級は、Microsoft ExcelやGoogleスプレッドシートといったスプレッドシート上での表形式データの基礎的な集計・加工・分析を行う技能を測ることを目的としています。

データ分析の専門職ではない方で、データ分析を実務で活用している、もしくはこれから活用したいと考えている実務家の方を主な対象としています。

本検定の合格者には、次のようなスキルを期待することができます。
・分析対象となる事象を分解する必要性を理解した上で、KPIツリーなどで事象を分解できる。
・Excelを使って、分析しやすいデータの形に整形・加工できる。
・Excelを使って、目的に合ったデータ可視化を行える。
・目的に合ったデータ可視化手法を選択したり、グラフからの示唆を抽出できる。

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Udemy

【実践テクニックを演習形式で学ぶ】データ分析実務スキル検定 Citizen級 合格への道

データ分析実務スキル検定(CBAS)シチズン級の試験対策を行いたい方におすすめ

【学習内容】
テクニック編で、シチズン級に求められるスキルを学習し、演習編で試験で問われるポイントを押さえながら、総合的な対策を行うことができます。
  • ・基本的なビジネス指標の関係を理解し、Excelでデータを可視化するスキル
  • ・Excelによりデータを加工・整形するスキル(集計、文字列抽出、欠損値の扱い等)
  • ・単変量・2変量のデータの統計量(平均、中央値、標準偏差、共分散、相関係数)を理解し、Excelで計算できるスキル
  • 主張するメッセージに合わせた対応手法の選択や、グラフから示唆を出せるスキル
【受講における必要条件】
  • ・Excelの基本操作(コピー&ペースト、ピボットテーブル、SUMなど関数の使い方)を理解している方
  • ・Excel2016以降がインストールされたパソコン
【料金】
10,000円(税込)
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